大寒

昨日1月21日は二十四節気の一つで「大寒」です。二十四節気とは、太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたものです。1年を24等分し、その区切りと区切られた期間とにつけられた名前です。テレビもカレンダーもなかった昔の人々は、それぞれの季節を感じるために工夫されていたことがよくわかります。「ハレとケ」の文化ですね。(最近はある企業によって「ハレの日」がネガティブな言葉になってしまいましたが・・・)
以下は、日本経済新聞の記事です。


「子どもは風の子、大人は火の子」とはよくいったもので、こたつに入り寒さをしのぐ日々が続いています。
1月20日からは二十四節気でいう「大寒」、読んで字のごとく1年で最も寒い時期です。その前の「小寒」(今年は1月5日)とあわせた約30日間は「寒の内」と呼ばれ、様々な風習が残っています。例えば、寒稽古や寒中水泳、見ているこちらが震えてしまいそうですが、寒の内に鍛えると体が丈夫になると言われています。寒中見舞いを出すのも寒の内です。低温で雑菌が繁殖しにくいこの時期は、酒やみそ、しょうゆを仕込むのにも適しています。
二十四節気は、立春(今年は2月4日)を起点とし、大寒で締めくくられます。この大寒から立春となる大事な節目に行われるのが、2月3日の節分です。季節の分かれ目を表す節分は、実は立夏・立秋・立冬の前日にもありますが、一般的には節分といえばこの日をさします。「鬼は外~、福は内~」の掛け声と共に炒り豆をまく行事の起源は、平安時代までさかのぼるのだそうです。自分の年と同じ数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べることには、福を体に取り込むという意味もあるそうです。節分で邪気を追い払い、梅の香りと共にやってくる春の気配を待ちましょう。


今週は寒い日が続くようです。インフルエンザや胃腸炎も流行していますが、感染症予防に十分留意しながら、子どもたちが丈夫な体になるよう、寒くても薄着を心がけ、元気に外で遊びたいと思います!

コメント

人気の投稿