食べない権利

今日のYahoo!ニュースに、こんな記事が掲載されていた。


給食完食、強要やめて=相次ぐ不登校、訴訟も―支援団体に1000人相談


小中学校で教員に給食の完食を指導されたことがきっかけで不登校や体調不良になったなどの相談が昨年5月~今年9月、支援団体に延べ1000人以上から寄せられていたことが19日、分かった。
 完食指導が訴訟に発展した例もあり、支援団体は「給食は本来、楽しく食べて、食事の大切さを学ぶ場。強制は絶対にやめて」と訴えている。
   相談内容は「完食指導に我慢できず、小学3年から不登校になり、対人恐怖症になった」「幼稚園登園を渋るようになった」「野球部での食事指導で、1年間吐き続けた」などさまざま。転校を余儀なくされた例もあった。

以前に行った研修で、子どもが偏食になる一番の原因は、子どもの頃に無理矢理大人に食べさせられた経験だと聞いたことがある。「もったいない」の精神を伝えることは大切だが、無理矢理口を開けて食べさせることは論外だと思う。

当園では、以前から幼児クラスはセミビュッフェ方式をとっているので、自分が食べられる量を申告してそれを責任を持って食べることにしている。また最近では、1歳児や2歳児クラスでもおやつの時間は、子どもが選択できるようにしている。大きい方が小さい方が、1枚か2枚どちらがいいか、子どもが脳を動かして考えられるように取り組んでいる。
そうすることで、子どもに選択権を与える代わりに責任を与えている。



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