教育の目的


「日本における教育の目的とは何ですか?」と聞かれたら、答えられる日本人は何人いるでしょうか?
 

これは、「教育基本法」という法律に書かれています。
 
 
教育基本法1条(教育の目的)

教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。


 つまり、教育の目的は「人格の完成」であり、私たち保育者は、保育の実践を通して、「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質」を備えていくための基礎を培うという大きな責任を果たしていく必要があります。

今、日本をはじめとする多くの先進国は、かつてない少子化に直面しています。

 そんな時代において、我々がやらなければならないことは、子どもの多かった時代につくられた保育方法の見直しと、こどもにとって何よりも重要な学びの環境である「子ども集団」について改めて考え直すことです。

 保育のガイドラインであるべき、「保育所保育指針」は大綱化(コンパクト化)され、具体的な点について何も語られていないので、様々な幼児教育の形を認めてしまうことになりかねません。

 私たち日本人はこれからどんな社会をつくろうとするのか、そのための人材をどう育成するのかを考え、それに応じた日本オリジナルの乳幼児保育カリキュラムが必要になってきているのだと思います。

コメント

人気の投稿